セレンは、必須ミネラルの一種で、人体にはわずかしか存在しませんが、多くの生体機能に関与しています。
役割
抗酸化作用の維持
セレンは、グルタチオンペルオキシダーゼなどの酵素の一部であり、体内の抗酸化力を維持するために重要な役割を果たしています。酸化ストレスが原因で細胞やDNAがダメージを受けるのを防ぐことができます。
免疫力の維持
セレンは、免疫細胞の機能維持にも重要な役割を果たしています。特に、細胞障害性T細胞の活性化やサイトカインの生成を促進することで、免疫力を向上させる効果があります。
甲状腺ホルモンの代謝
セレンは、甲状腺ホルモンの代謝に関与しています。セレンが不足すると、甲状腺ホルモンの代謝が低下し、甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があります。
精子の形成
セレンは、男性の精子形成にも関与しています。セレンの不足は、精子の質や量に影響を与え、不妊症の原因になる可能性があります。
適正な摂取
セレンは、魚介類、肉類、穀物、ナッツ、卵、にんにくなどに含まれています。適切なセレン摂取量を確保するためには、バランスの良い食事を心がけることが重要です。ただし、セレンの過剰摂取は、体内に蓄積されることがあり、中毒症状を引き起こす可能性があるため、摂取量の適正管理が必要です。