葉酸

葉酸は、ビタミンB群の水溶性ビタミンの一種で、細胞分裂やDNA合成に必要な栄養素です。葉酸は、主に緑黄色野菜、レバー、豆類、卵、牛乳などの食品に含まれています。また、濃縮された穀物製品などの食品にも添加されていることがあります。

不足すると

葉酸の摂取不足は、胎児の神経管閉鎖障害や貧血、脳機能の低下、免疫力低下などの症状を引き起こすことが知られています。そのため、特に妊婦や授乳中の女性には、十分な葉酸の摂取が推奨されています。

一般的に、妊娠初期から妊娠12週間までの間に十分な葉酸を摂取することが重要とされており、その量は日本では400μg/日と推奨されています。また、授乳中の女性にも葉酸の摂取が必要であり、その量は日本では240μg/日とされています。

ただし、葉酸の過剰摂取も問題となることがあります。葉酸の摂取過剰は、胃腸の不調や神経障害を引き起こす可能性があるため、適切な量を摂取することが重要です。また、葉酸の摂取によってビタミンB12の吸収が妨げられる場合があるため、ビタミンB12不足にも注意が必要です。

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